気温やライフスタイルを考慮して緩やかに変化させる制御方法によって、快適性を高めるとともに、消費するエネルギーを必要最小限に抑えます。さらに、冷房時は ヒートポンプの廃熱を給湯に利用し、省エネ効果を高めると共に、隣家などへの廃熱の悪影響を低減させます。省エネと快適の両立において重要な換気は全熱交換換気システムを採用。室内の汚れた空気のみ捨てて、一般的には換気の際に捨てられてしまう室内の暖かさや涼しさを回収し、湿度も調整しながら換気します。 機器は小屋裏に設置してダクト配管経由で居室に送風するため、室内には壁掛けエアコンを露出させる必要がなく、屋外設置の室外機も1台で済むため、室内外のデザインの邪魔をしません。
太陽熱で温められた空気を各箇所へ送る他、冷暖房の機能も一台で担い、小屋裏に設置するユニット。吸気と排気口、合わせて9つの口がある。各箇所に設置されたセンサーにより温度や風量を感知し、細かな運転切り替えを自動で行う。
室外に設置するヒートポンプユニット。冷暖房はもちろん、給湯の役割も果たす。
OMXシステム専用の給湯のお湯を貯めるタンク。容量は370L。沸き上げ温度は夏と中間期で60℃、冬 は65℃。日常使用する湯量の平均値から翌日使用する湯を、使用する時間に合わせて沸かす賢い機器。
晴天時には屋根で集めた太陽の熱を室内に取り込んで暖房します。給湯はヒートポンプを利用します。
夜間や雨の日など太陽熱が利用できないときに、ヒートポンプで作った熱を利用して暖房します。暖房時には熱交換を行いながら新鮮な 外気を取り込みます。
夏はヒートポンプを利用して冷房しながら、室外機から発生する熱を利用して給湯します。室内の空気は熱交換したうえで屋根から排気します。
室内が快適に保たれているとき、あるいは夜間、徐々に室温を低下させるときはこの運転モードに切り替わります。